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軽いほうが逆に重い?山と旅のプロに聞く正しいバックパックの選びかた

突然ですが、あなたはバックパックをどう選んでいますか?

もしかしたら、「ぶっちゃけ、バックパックのことはよくわからなくて、なんとなく色やデザインで決めてるんだよねー」という人は多いかもしれません。

また、「バックパックは種類が多すぎて正直何を選んだらよいか分からないよ・・・」と困っている人も多いはず。

 

分からないなら、その道のプロに聞いたら早いじゃん!

バックパック選びのプロに聞けば、きっと自分に合ったバックパックがわかるはず。

 

というわけで、こんにちは!
Backpackers WireのYoshi(@yoshi_bpwire)です。

あなたのお悩みを解決すべく、大手登山用品ショップである好日山荘さんに実際に行って、話を聞いて来ました。この記事では、バックパックのプロに聞いた「旅に使えるバックパック」の選び方、オススメのバックパックを紹介します。

 

バックパック選びはどこか難しそうなイメージがありますが、ポイントを押さえれば誰だって選ぶことができます!

「どうやってバックパックを選んだらよいか分からないよ」と方は、ぜひこの記事を読んで、あなたにピッタリなバックパックを見つけてほしいです!

 

この記事の最後では、オススメのバックパックも紹介しているので忘れずチェックしてくださいね。

それでは、いざ好日山荘にいってみましょう!

バックパック選びで気をつけること

好日山荘名古屋店

今回訪れたのは、好日山荘名古屋駅前店。名古屋駅の駅ビルにあるお店です。

対応してくださったのは、名古屋駅前店の店長である白戸さん。

物腰やわらかい、笑顔が素敵な方でした。

好日山荘スタッフ
株式会社好日山荘 白戸さん好日山荘名古屋駅前店の店長。幼少期は父親の仕事の関係で7年ブラジルに住み、父親と南米を旅していた。東京のアパレル会社に就職するも、山と旅を愛するあまり、37歳の時に退職し、好日山荘に転職。

大きければよいわけではない

好日山荘取材風景

ーー白戸さん、本日はよろしくお願いします!好日山荘にはバックパッカーの方が多く来られると聞いたのですが、みなさんバックパック選びでどんなことを悩まれているんですか?

白戸:バックパックの悩みは、「大きさ」「自分の体にあっているか」がほとんどです。

はじめて旅する方だと、持っていく荷物がイメージしづらいと思います。

バックパッカーというと、何となく80Lのような大きなバックパックを背負っているイメージがありますよね。

 

ーー欧米の方だと、結構大きめなバックパックを背負っていますよね。

白戸:欧米人は体格が大きいので、大きなバックパックでも背負えてしまいます。

ただ80Lなど大型のバックパックだと、あとで必要になるのではないかと不安になって、バックパックに入るだけの荷物をパンパンに入れてしまいがち。

日常からこんなに大きなカバンを背負うことがないので、疲れてしまいます。。。

 

ーー小さいバックパックのほうがよいのでしょうか?

白戸:容量が小さいバックパックのメリットは、バックパック自体が軽いこと、機内に持ち込めることです。

1週間ぐらいの旅行だと、30〜40L以内を選ぶ方も多いですよ。

それ以上の旅行期間になると、80L前後の大きなバックパックを選ぶ人も増えてきます。

ただ旅慣れてる方だと、長い旅でも小さなバックパックで行ってしまいますね。

 

山の観点からいうと、3泊でも1週間でも1ヶ月でも基本装備は一緒です。変わってくるのは着替えの量なんですね。

それこそ1ヶ月毎日着替えたいなら、バックパック10個ぐらい必要になってしまいます(笑)

服をどのくらい持って行くかでザックの大きさを変えるといいでしょう。

軽いバックパックこそ実は重い?

好日山荘取材

白戸:特に女性の方だと、軽いバックパックを好まれる傾向があります。

ただバックパックが軽くなると、ショルダー(ベルト)が薄くなっていくんです

確かにバックパック自体は軽くなりますが、背負った時のサポート力が落ちるので、結果的にバックパックを重く感じてしまうんです

 

荷物が少ない場合はあまり感じないかもしれませんが、荷物が増えていくと肩への負担が増します。

もし2kgと2.2kgのバックパックで迷ったら、200g分荷物を減らした方がよいですね。

プロが教えるバックパックを選ぶポイント

自分にあった容量を選ぶ

好日山荘取材

白戸:まずは、自分がどの程度の荷物を持っていくかイメージしてみるといいです。

ぜひ自分が持っていきたい荷物を、45Lなどのゴミ袋に入れてみてください。

すると、自分の荷物に対して必要な容量が必要かわかるはずです。

バックパックに入るものを持っていく、という感覚を持つといいですね。

 

またバックパックの容量は、旅のスタイル、過ごし方でも変わってきます

ヨーロッパなどを旅行する方は、飛行機や電車移動が多いですよね。

ホテルまでバックパックを担げばよいので、多少大きな容量のバックパックでも問題ありません。

 

一方で、アジアなどを旅行すると、バックパックを背負ったまま歩くことも多いはず。

徒歩での移動距離が長いと、小さい容量のバックパックを選ばれる方が多いですね。

 

ーー売れている容量はなんですか?

白戸:男性だと65Lが一番人気です。女性だと58〜60Lですね。一番無難なサイズだと思います。

特に、山も旅もする有名な登山家さんが使っているグレゴリーのバルトロ65はよく売れています。

体格にフィットしたものを選ぶ

合っているバックパック

バックパックのサイズが合っている場合

ーーバックパックが合う、合わないの違いって何ですか?

白戸:実は、バックパックの重さの6〜7割は腰ベルトで支えています。

腰と肩でバランスを取ることで、重さを少しでも軽く感じるようになっているんですね。

よって、腰・肩・背中のサイズ感がバックパックと合わなくてはいけません

 

ーーサイズ感を合わせるんですね。お店ではサイズ感をどう見ているんですか?

白戸:私たちは、背面長を見ています。

背面長の測り方

出典:背面長の測り方|Gregory公式サイト

背面長とは、首の後ろにある突起から腰骨の上までの長さのことです。

お店では、この背面長を測る器具を使って、バックパックのサイズを調べれます。

背面長を測る

モデルさんはSサイズが適正だった

バックパックの男性モデル、女性モデルは背面長の長さで分かれています。

男性でも150cm台の身長の方だと、男性モデルでなく女性モデルのほうがよいこともあります。

 

ーーサイズ感が合ってないと、どうなるのでしょうか?

白戸:150cmの女性が、男性モデルのMサイズを背負った場合を見てみましょう。

間違ったバックパックの背負い方

赤く塗りつぶしたところが隙間

腰の位置でベルトを合わせて、ショルダー部分を引っ張ってみると、肩の部分が空いてしまいます。

荷物が重くなればなるほど、背負い心地に違和感が出てくるはずです。

逆に、腰ベルトを外すと一見サイズが合って見えますが、肩で100%の重さを支えることになるので、体のどこかが痛くなってくるはずです。

好日山荘取材の様子

ーー自己判断よりもスタッフの方に聞いたほうがよさそうですね。。。

白戸:背面長は自分でも測れますが、難しいなら誰かにお願いするか、店舗に来てください。

なお、最近はサイズを調整できるモデルが増えてきています。

男性、女性モデルは分かれていますが、自分でサイズが合わせられるので、結果誰でも合うようなデザインになってきています。

MEMO

バックパックは正しく背負うことで、本来の機能を発揮します。

ぜひ「荷物がより軽くなる?山と旅のプロに聞くバックパックの正しい背負いかた」も参考にしてみてくださいね!

正しいバックパックの背負い方荷物がより軽くなる?山と旅のプロに聞くバックパックの正しい背負いかた

機能性

ポケットが多いものを選ぼう

好日山荘取材

ーーバックパックはモデルによってポケットの数が全然違いますね。ポケットはあったほうがいいでしょうか?

白戸:旅行と言う観点だと、ポケットが多いバックパックがオススメです

バックパックの中には、冬用の登山向けで、ポケットがほとんどなく縦長のバックパックもあります。

こういった登山向けモデルを見た目で選んでしまうと、あとで失敗したと思うかもしれません。

好日山荘取材

最近では、前面にも大型のファスナーがついていて、中身を取り出せるタイプのバックパックも出てきています。

バックパックの前から、真ん中から、下から荷物が取り出せるので、使いやすいですね。

2気室のほうが使い勝手がよい

好日山荘取材

ーーバックパックにある気室って何ですか?

白戸:バックパックの中にしきりが1つあって、部屋がつくれるモデルを2気室と呼んでいます。

登山だと雨具やシュラフを別に入れることが多いです。

上の部分を開けなくても、下の部分を開けて取り出せるので使い勝手はよいですね。

レインカバーがついている

好日山荘取材

白戸:ほとんどのバックパックについていますが、レインカバーは必要です。

もしバックパックを買った時に付いていない場合は、別途で購入できます。

僕が海外旅行にバックパックを持っていくときは、レインカバーをかけて預けます。

バックパックに鍵かけられないので、レインカバーを被せると盗難防止になりますね。

バックパックのブランドの違い

大量にあるバックパック

ーーバックパックって、いろいろなブランドがありますよね。ブランドごとに特徴などはありますか?

白戸:バックパックブランドでは、「グレゴリー」「ミレー」「カリマー」が3大バックパックブランドと呼ばれています。

グレゴリーは、ザック界のロースルロイスと言われていて、ちょっと高級なイメージです。

背負い心地がよく軽さを追求しているモデルが多いですね。

グレゴリーのバックパックは腰のパット部分が上下に動くので、ズレにくいつくりとなっています。

 

カリマー、ミレーは昔から歴史あるブランドです。がっちり作られており、丈夫さがウリです。

またカリマー・ミレーは、歴史的に体のラインに合うように細長い形をしているものが多いです。

白戸さんオススメの旅向けバックパック

好日山荘取材

真剣な眼差しでバックパックを選ぶ白戸さん

ここまでバックパックを選ぶポイントを見てきました。

ただ「バックパックがありすぎて、選べない・・・!」という方もいるでしょう。

そこで白戸さんに、1〜2週間の海外ひとり旅をする場合にオススメのバックパックを3つ選んでいただきました!

【グレゴリー】ズール40

グレゴリー・ズール40

ズール40(グレゴリー)

容量40L(Mサイズの場合)
サイズS・M・L
気室2気室
値段¥25,920(税込)

※2018年7月現在

白戸さん

背面がメッシュ構造になっていて風通しがよいです。前面に大型ファスナーがあってアクセス抜群ですよ!

 

>>>このバックパックについてより詳しく見る

【バーグハウス】エクスプローラーⅡ40L

バーグハウス・エクスプローラーⅡ

エクスプローラーⅡ40L(バーグハウス)

容量40L
サイズ1サイズ ※背面長の調整可
気室2気室
値段¥19,440(税込)

※2018年7月現在

白戸さん

他のバックパックと比べて少し重さがありますが、背面長の調整ができるため、誰にもでフィットするバックパックです。2万円を切る低価格なのもいいですね!

 

>>>このバックパックについてより詳しく見る

【ミレー】クンブ45

ミレー・クンブ45

クンブ45(ミレー)

容量45L
サイズ1サイズ ※背面長の調整可
気室2気室
値段¥22,680(税込)

※2018年7月現在

白戸さん

メインの開口部が大型チャックになっていて、中へのアクセスがとても良いです。口がファスナーなので南京錠もかけられます。

 

>>>このバックパックについてより詳しく見る

まとめ

この記事では、バックパックのプロである好日山荘のスタッフさんから聞いた「正しいバックパックの選びかた」を紹介してきました。

バックパックの選びポイントは、

  • 旅のスタイルにあった容量か
  • 自分にあったサイズ感か
  • 旅に便利な機能があるか

でしたね。

白戸さんからは、これからバックパックを選ぶ方に、以下のコメントをいただきました。

白戸さん

自分にあったバックパックはいっぱいありそうで意外と少ない。ちゃんと自分に合ったものを選んださいね!

あなたもバックパックを担いで、楽しい旅ができますように!

 

取材協力:株式会社好日山荘
取材・撮影:@yoshi_bpwire
撮影モデル:エリカさん

 

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